家系図作成業者へのよくある問い合わせ
家系図作成業者「黒川總合研究所・系図倶楽部」へのよくある質問・疑問
1位 家系図は、どうやって作るのか?
この一番シンプルな質問が一番多いです。ご自身で親族の聞き取りによって、両親、祖父母、曾祖父母と遡って作成したもの家系図になります。しかし、家系図業者は、正式な家系図を作成するために、まず戸籍を取得します。戸籍とは、本籍地の役所にある公的な証明書として使われる書類です。
「相続」手続きをされた方は、戸籍の束をご覧になったことがあるかもしれません。そうです。戸籍とは、一人1枚ではなく、結婚や本籍地が変わった、または法の改正などで、一人複数枚存在します。家系図を作成するための調査は、対象者の戸籍をもれなく取得していく必要があります。本籍が、県外だったらどうするのか?という質問もあるのですが、戸籍は、郵送でも請求できるので問題ありません。
そして集めた戸籍を読み解いて家系図を作成します。
2位 家系の調査で何代前まで判明するのか?
これは、正直に言いますと、戸籍を取得してみないと分かりません。依頼する方によって、個人差がありますが、3~7代前くらいまで判明します。ご依頼を受けた9割の方が、幕末生まれのご先祖様のお名前まで判明しています。これらのご先祖様は、坂本龍馬や西郷隆盛と同じ時代を生きた方です。
現在、調査して判明している範囲で残しておくことも、お子様やお孫様などの後世にとって、貴重な資料となるので非常に意味のあるだと思います。なぜなら、入手できる戸籍も、そのうちに保管期限が切れると入手できなくなっているからです。
私も、お客様に「なぜ家系図の作成を依頼しようと思ったのですか?」とお聞きするのですが、やはり、「子や孫に伝えて残しておきたい。」とおっしゃられる方が、多いです。
3位 ご先祖様の職業は、分かるのか?
戸籍には、職業の記載はありません。まれに、名字や住んでいた地域から職業を推測できる場合もあります。
また、ご依頼の際に、「先祖が実は犯罪者だったなんてことが判明したら怖い」と相談されたこともあります。しかし、そのようなことは、戸籍には記載していないので、大丈夫です。戸籍には、続柄・生年月日・没年月日・本籍地などの記載で、ご先祖様の犯罪歴などの記載はありません。
番外編 なぜ家系図を作成するのか?
江戸時代、武士は出世のためにルーツ出自が非常に重要なものでした。そしてそれを証明するものとして「家系図」が非常に有効でした。そのため、ニセモノも多く出回りましたが・・・
しかし、現代において「家系図」はなぜ必要なのでしょうか?系図倶楽部では、「家系図は、創業者の理念を伝えるツール」と定義しています。これまでのあなた様やご先祖様の功績を子や孫に引き継ぎ、さらなる家の繁栄のために、家系図を通して「理念」を伝えていくことが重要だと考えています。
追記
今回は、家系図作成業者に関する質問で多いものベスト3を取り上げました。そのほか家系図作成の依頼に関する質問については、こちらのページに記載しています。また、なにか、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
(黒川総研 系図倶楽部より)