ゲームの系図

ポケモンGOの影響で、富山県唯一の百貨店・大和さんの前にある黒川總合研究所・系図倶楽部の前も時折すごい人だかりができます。高校生位からご老人まで。どちらかというと、女性より男性が多いようです。これだけ、多くの人を虜にするゲームの力とは、本当に凄い。ポケモンの世界感は、野山での体験をベースにしてるそうです。昆虫採集をしたり、昆虫を友達と交換しあったり、草花を育てたりする子供の頃体験した興奮をを再び、ポケモンを通して体験できるので、大人の方がはまるのも納得です。

2016年のリオ・オリンピックの閉会式に日本の安倍首相が、マリオに扮して登場した時は、嬉しく思いました。人気のニンテンドースイッチも、株主・投資家向け情報として、2018年9月末までで2286万台販売したと発表しています。

アクションゲームの系図

ポケットモンスターの生みの親と言われている田尻智著の「新ゲームデザイン―TVゲーム制作のための発想法 」に、ゲームの系図が載っています。この系図がなかなか面白い。アクションゲームの系図を眺めていると、ドンキーコング、マリオブラザーズ、ボンバーマン、ソニック、ゲームの名前が続々と出てきて、当時の記憶がよみがえってきます。

たまたま今朝ニュースで、日本のゲーム会社が、世界に負けないゲームを作るために、今までのゲームの開発の資料を次世代に公開しているシーンを見ました。1つのゲームを制作するのに膨大な資料の量。開発者の熱い思いと今後への期待が感じられる場面でした。

「世界の任天堂」を築いた横井軍平

花札やトランプが主力だった、昭和40年に任天堂に入社した横井軍平氏。彼の発想力が今の「世界の任天堂」を築いたと言われています。「横井軍平ゲーム館」という著書には、彼が作り出したおもちゃとその開発秘話などが載っています。仕事の暇つぶしから生まれた「ウルトラハンド」。女の子の手を握る口実になる「ラブテスター」。あえての白黒ゲームボーイなど面白い話が盛り沢山。彼の作品の一部を並べただけでも、日本のゲームの歴史を感じます。

アクションゲームや横井氏のゲームは、どちらかというと男の子が夢中になる遊び。女の子を虜にした、「だっこちゃん人形」や「リカちゃん人形」などを作ったのは、タカラ。創業者・佐藤安太氏は、なんと、83才で山形大学院に入学し、86才で工学博士号を取得しています。いくつになっても、積極的に学びに行く姿勢。見習わなくてはなりませんね。

(黒川総研 系図倶楽部より)